何故、酒鬼薔薇聖斗に惹かれるのか?
あの事件が起こった時、私は13歳。学年で言えば丁度一学年下。
この年頃は色々と不満が募りやすい時期だと思う。
学校教育の情けなさ、意味の無さ、親との不仲、思うように行かない感情、モラトリアム。
そんなもやもやと心の中で葛藤している時、あの事件は起こった。
でも、私にとってあまり現実的では無かった。
だって、今までの事件と言えば「誰彼が誰ぞやを包丁で刺して捕まった」等という
余りにもつまらない(?)ありきたりな事件しか知らなかった。私の生きてきた時代は。
なのに「校門に生首!?」「しかも犯行声明文だなんて!」
丸で映画のよう。でもそのニゥスを見ているうちに、私は犯人にとても近い心境だと言う事がわかった。
絶対に捕まるな!逃げ切れ!そう応援していたふしがあると思う。
親には「なんでそんな事いうの?」と怒られながらも、「頑張れ!」と犯人を応援していた。
その感情が何故なのか、犯人逮捕で初めてはっきりとわかった。
犯人は14歳。
上記にも述べたように13、14歳はきっと一番難しい感情に堪えきれない時期。
「私たちのこの何処にもぶつけられない感情を、酒鬼薔薇聖斗は代表して世に知らしめてくれた!」
そう勝手に解釈した。そのくらい、感動的で、衝撃的で、崇拝的だった。
それが私にとっての酒鬼薔薇聖斗。
今でも忘れられない。あの頃13歳の私が酒鬼薔薇聖斗を思う、背筋が凍るほどの崇拝的な感情。
其れ故、私は酒鬼薔薇聖斗を愛し、尊敬している。
現在の心境
「酒鬼薔薇聖斗出所!?」「更正?」
そんなニゥスを近頃耳にする。
上記で述べたように、私は「世間が嫌悪し、恐れ、震撼した『酒鬼薔薇聖斗』」を愛し尊敬している。
よって、その酒鬼薔薇聖斗は更正され、もう東氏の中から消えてしまったのなら・・・
それはそれで、少し悲しい心境です。
でも、酒鬼薔薇聖斗を作り上げたのは東氏。
そして、その東氏の幸せを願うのは当たり前のこと。
酒鬼薔薇聖斗を作り上げ、世に知らしめ、その使命を果たし、もうすぐ帰ってこられるのだな
そう思えば私も嬉しい。
世の中には東氏を一人の人間として見ていない輩が多すぎるが、
酒鬼薔薇王国国民含め、沢山の人が東氏を愛していると思う。
そんな東氏の為に私が出来ることはなんだろうか?
果たして。
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